銭形平次(万引きを許すと決めし・・・)

 銭形平次捕物帳という有名な時代劇の読み物を読んでいます。
 銭形平次は、神田の岡っ引きで捕物の名人です。

 しかし、せっかく犯人を見つけても、その人に同情すべき事情や境遇があると
 捕まえずに、逃がしてしまいます。
 全15巻のうち6巻まで読んだのですが、必ずそういう展開になっています。

 作者の野村胡堂は、はるか昔の人ですが、 「牧野英一」という高名な刑法の先生の下で
 法律を学んだ人です。

 当時の刑法の世界では、刑罰や犯罪の考え方について、「主観主義」と「客観主義」の対立
 がありました。
 「主観主義」は、ごく簡単にいうと、犯人の主観的な事情や境遇などをひろく考慮すべきとい
 う立場です。
 牧野先生は、この立場を代表する学者でした。


  はるか昔(30年前)、私が大学(中央大学)で刑法の講義を受けたとき、先生が「牧野先生
  と三越の万引き」の話をされていたのが思い出されます。
  あらましは、以下のようなことでした。
 
   「牧野先生が学者になる前、大学を出てまもないころ、検事をしていました。
   そのとき、東北地方から上京してきた若い18か19歳くらいの娘さんが三越で高価な指輪
   を万引きし、その取調べをしました。 牧野先生は、その娘さんの家庭の事情や境遇を聴き
   、涙で更生を誓うことばを信頼し、将来のことを考え不起訴にし故郷に帰るようにさとしました。
   牧野先生は、後になって次の歌をよまれたという紹介がありました。
    われ昔 検事なりし日許してし 三越の万引き いかになりけらし
   これに対し、反対する立場の人から次のことばがかえされたとのことです。
    万引きを許すと決めた主観主義」

  以上の話は、有名な民法の学者である我妻栄先生の「法律における理屈と人情」という本
  に書かれていることは後で知りました。
  刑法の先生は、その本をネタに話をされたのでしょう。

  法律において、人情と理論の調和を図り、妥当な結論を導くというのは難しいことですが
  いつの時代でも重要なテーマであります。

  銭形平次のような人が、検事になったらどうなるのか、興味あるところでもあります。

  

ビジネス著作権検定

 11月18日(日)に、お茶の水女子大学で受けた「ビジネス著作権検定 上級」の合格発表
  が今日ありました。 結果は、何とか合格することが出来ました。
 合格証も郵送されてきましたが、小さなお札くらいの大きさのものです。
  でもきれいなデザインで気に入っています。

 お茶の水女子大学に行ったのは、はじめてでしたが、イチョウ並木をはじめ大変雰囲気が
 よかったです。
  また、正門の構えなど女子大最高峰の格調の高さも感じました。

 勉強は、所沢の駅前のミスタードーナツでお昼や夕方の空いている時間でやりました。
 ミスタードーナツのコーヒーは、おいしいし、お替りも自由なので助かります。

 著作権法は、難しい法律ですが、ここのコーヒーを飲みながらだと理解がすすむような気がします。

 映画が好きなので、著作権を勉強してみようと思いはじめました。
 著作権に詳しい司法書士はほとんどいないと思うので、特色を出せたらいいなと思っています。

  話しが変わりますが、京都の街が好きなのでかなり以前から、「京都検定」に何回となく挑戦して
  います。 でも、すべて途中でやめてしまっています。

  「京都検定」は、京都商工会議所で実施していて、検定用の教科書のようなものがあります。
  しかし、この「教科書」は、読むのに大変な忍耐力を要します。
  一回手にとられると、よくわかると思います。 
  (旅行のガイドブックとしてなら便利だと思います。)

 京都にも、しばらく行っていないので、来年こそは「京都検定」も兼ねて1回は行ってみたいと
  思っています。

遺言書実践体験

 この仕事につく以前、勉強会で自分の遺言書を実際に書く課題が出されたことがありました。
 この時、ハタと困ってしまいました。
 自分には、家のほかには財産らしきものは何もないではないか。

 しばらく考えると、頭の中にヒラメキました。
 自分にも、立派な財産といえるものがほかにもあるではないか。

 それは、日本映画のVHSのビデオテープです。
 かなり古いものから(美空ひばりさんの子どもの時のものなど)昭和40年代ごろまでのもの
 が150本くらいあることに気付いたのです。 
 10年くらいかけて、上野や秋葉原のショップで買いました。
 今では、絶版になっているものも多いです。
 一部の人には、お宝もので結構高く売れるのではとも思いました。

 そこで、遺言書の文案について考えました。
 地元の図書館に寄付する。 いや、それよりも養護老人ホームの方が喜ばれるのでは。
 中々、考え出すと迷ってくるものです。
 遺言書は、法律文書なので、法的にどういう表現がよいのか。
 その点にも配慮する必要があります。

 余談になりますが、(著作権の問題を別にすれば)自分でレンタルビデオ店を開けるのでは
 との考えも浮かんできました。

 時は流れて、今遺言書の作成にかかわる仕事についています。
 遺言は、必ずしも財産のある場合だけでなく、人生のエンデングにあたり、自分の「思い」を
 残すために有用なものです。

 遺言を実際に書いてみて、遺言を作成するときの気持ちを体験できたという意味で有意義
 な機会であったと思います。

                                        平成24年11月7日
  

お祝いありがとうございました。

開業祝い.jpg

 いつもお世話になっている方から、お祝いに胡蝶蘭の鉢植え
 をいただきました。
 その華麗な姿にすっかりみとれています。

 家族が山野草が好きなこともあって、山草や観葉植物が
 大好きです。
 一番好きなのは、野生らんの仲間です。
 世界ラン展にも毎年行っていました。
 自分で育ててみたこともありますが、やはり花を咲かせるのは
 難しいです。

 事務所にも観葉植物を置きたいと思っているのですが、日当たりの関係で大変そうです。
 自宅の庭に、季節の山草が咲くのも楽しみの一つです。
 特に、3月から4月にかけて咲く一輪草や6月のホタルブクロの花が印象的です。
 このブログでも紹介させていただきたいと思います。


 お祝いありがとうございました。   

                                         平成24年11月6日

紅萌ゆる丘の花

 11月3日は、文化の日でした。
 古い話題になりますが、文化の日というと、「日本寮歌祭」を思い出します。
 
 高校1年生の時、ふと家のテレビをつけると、旧制第三高等学校の寮歌「紅萌ゆる丘の花」の
 メロディが流れていました。
 このころ、年1回日比谷公会堂で、「日本寮歌祭」が開催されていました。
 弊衣破帽で、母校の寮歌を歌いあげていました。

 三校の「紅萌ゆる」が好きになり、調べて歌詞も覚えました。
 年1回、11月3日にはテレビのチャンネルをつけていました。

 三校の伝統を引き継ぐ京都の大学に憧れるようになり、第1志望にしました。
 高校2年までは良かったのですが、3年生になると失速してしまいました。
 浪人できない事情もあり、夢は果たせずに終わりました。

 「紅萌ゆる丘の花 早緑匂う岸の色・・・」ではじまる歌詞を口遊むと、高校生の昔に
 かえります。

 その当時は、ラジオ講座があり、講師の先生が叫ぶような声で寮歌を歌うこともありました。
 寮歌も忘れ去られたものと思っていましたが、最近インターネットで、懐かしいメロディを
 聞くことができるようになりました。

 古い話題になってしまいました。
 11月3日がくると、そういう自分だけの思い出が浮かんできます。

                                      平成24年11月4日 

労働法勉強会

 労働法の勉強会に行って来ました。
 労働問題に積極的に取り組むことが事務所の特徴でもあるのでがんばっています。

 本日は、丸一日かけての勉強会で、場所は浦和でした。
 開業する少し前から、仕事の関係で、浦和へはよく行っています。
 所沢からは、秋津の駅で降りて、武蔵野線で1時間くらいです。

 浦和に行くのに、楽しみが出来ました。
 それは、お昼の食事です。
 埼玉会館のレストランでのランチタイムです。
 サラダとスイーツが食べ放題です。
 特に、スイーツは3種類あり、どれもおすすめです。
 お店は女性客が多く結構混んでいます。

 今日は、勉強会のお昼の休憩が短かったため行くことが出来ませんでした。
 今度行ったときには、スイーツの報告をしたいと思います。

                                    平成24年11月4日

銭形平次捕物帳控

 趣味の一つに、歴史ものの小説があります。
 最近、読み始めたのが、「銭形平次捕物帳控」です。
 嶋中文庫のシリーズもので、全15巻あります。

 2年位前に、このシリーズ(1)を買って読まずに書棚に置いておきました。
 ふと手にとって、これを読み始めると面白くなり、残りの14巻も欲しくなりました。
 池袋の書店で調べてもらうと、もうかなり前に絶版になっているとのことです。
 あわててインターネットで調べると、神田の神保町の古本屋にわりときれいな状態で全15巻ある
 ことがわかりました。
 値段が、15巻合わせて4,500円するので、かなり迷いましたが、結局神田まで行って購入しました。

 神田明神下の岡っ引きの「銭形平次」とその子分の「がらっぱちの八五郎」が主な登場人物です。
 1冊に10話の捕物事件が入っています。
 話の展開が実に面白く、江戸の情緒もふんだんに感じられます。
 そじて、捕物帳ではありますが、実に人情にも富んでいます。
 (作者の野村胡堂は、東京帝国大学法学部の出です。 法律にも人情がなくてはならないことを
 常々説いていたとの様です。)

 読み進めるにつれ、すっかり気に入ってしまいました。
 有名な(といっても、もう歴史上の人物ですが)、吉田茂元首相も「銭形平次」の大ファンだったとの
 ことです。

 「銭形平次」といっても、もう名前も知らない方が多いでしょう。
 作者の野村胡堂は、明治15年の生まれで、本が連載されたのも昭和6年から昭和27年にかけ
 てのことですから。

 でも、数年前にテレビで放映されたようですし、カラオケの選曲の中にも「銭形平次の歌」があるの
 で、少しは知名度はあると思います。
 私のこどものころには、大川橋蔵主演のテレビ放送が人気番組で、その主題歌がカラオケに
 入っているのです。
 カラオケで歌う機会があれば、ぜひ歌いたいです。

  話は変わって、銭形平次には、「投げ銭」という必殺技があります。
 懐から銭貨をとりだして、犯人に投げつけるものです。(だいたい犯人の顔に当たります。)
 銭形平次は、昔はよく映画化もさました。
 この「投げ銭」のときが映画のクライマックスで、映画館から大きな歓声があがったとのことです。
 (昭和20年代の映画で、80歳代の人からお聞きしました。)


 とりとめのない話をしてしまいましたが、本の面白さは1級品です。(特に、歴史ものが好きな方は。)
 図書館など行かれる機会があれば、ちょっと読んでみられてはいかがでしょうか。


                                             平成24年11月3日 

 

残業代・労働時間の研修会に参加しました。

 午後から、所沢商工会議所で、「労働時間」についての研修会に参加しました。
 講師の先生は、予備校の人気講師でもいらっしゃた方です。
 全国各地で、労働問題についての講演会を開いていらっしゃいます。

 冒頭、「会社に長時間残業がなくならないのはなぜか?」についての話がありました。
 その答えは? (というより、理由の一つだと思うのですが)
 会社側からみれば、仕事が忙しい場合、新たに人を雇用するより、人件費が安くなるから。
 これが、答えです。
 ごく当然のことだと思います。

 それで、もう少し詳しくいえばこうです。
 新しく人を雇用するとなれば、固定費がまた新たにかかるということです。
 ここでいう固定費とは、福利厚生費や社会保険料など、仕事をしてもしなくてもかかる経費のことです。
 
 本来、二人の人員が必要なのに、一人に無理しても二人分仕事をしてもらえば、固定費は一人分で
 済むということなのです。
 残業代は支払っても、その方が安くすむという計算です。
 他にも理由はあると思いますが、大きな理由としてうなずけると思います。

 その後に、「労働時間」の詳しい計算方法や「変形労働時間」の説明がありました。
 電卓をたたいて計算を行うので、大忙しの研修でありました。
 予備校の先生をしていただけに、話しの調子は滑らかで聞きやすかったです。
 あっという間に、2時間の研修時間が過ぎ終了となりました。

 この後、用事があり、市役所の前を8時ごろに通ると、庁舎は灯りがこうこうとついていました。
 何か、本日の残業代の研修会のことが頭の中で重なりました。
 数日前に、新聞にのっていた埼玉県や県内の市役所の残業のことも浮かんできました。
 機会があれば、また残業のことについて書いてみたいと思います。

                                           平成24年11月2日

 

   
 


 
 

市役所無料司法書士相談会 デビュー

 昨日(10月31日)、所沢市役所で、司法書士による無料相談会がありました。

 ベテランの相談員の方にまじって、初めての相談員としてのデビューです。
 また、法務局の玄関にも、司法書士 上安 将弘のプレートも掛けていただける予定です。

 相談会の方ですが、相談者の方は思っていたより多く、人気は上々でした。
 午前中には、遺言、相続の司法書士の講演会もありました。
 
 相談の内容は、遺言・相続手続きがやはり多かったです。
 でも相談の内容は様々で、中にはテレビの事件ニュースのような興味深いものもありました。
 詳しい内容をお伝え出来なくて残念です。

 私自身も、10年位前に父の相続の関係で、弁護士の方の無料相談をうけたことがあります。
 このときは、ちょっとイレギュラーな内容だったので、間をおいて2回も同じ相談をうけました。
 結構緊張し、自分なりに調べて相談に行きました。 真剣でした。
 その時のことが頭に浮かび、自分が相談をうける立場になったと思うと身が引き締まります。

 短時間のうちに、相談内容をよく聞き取り、問題を整理することが大切だと改めて感じました。
 初デビューでしたので緊張し、相談会が終了したときはホッとしました。

 これからも、積極的に参加していきたいと思っています。

 また、このブログが初めてのブログになります。
 仕事の他にも、趣味のことなども織り交ぜながら書いていこうと思っています。
 どうぞよろしくお願いいたします。

                                       平成24年11月1日 上安 将弘
 

 

 

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